こうたろうのブログ

みんカラはしません

Nゲージ用パワーパックの製作(抵抗制御)

Nゲージ用の電源装置、パワーパックを自作しました。今回は部品や回路が単純で作りやすい抵抗制御方式です。Nゲージ用として製作しましたが、単純に電圧を可変できる直流安定化電源としても使えるでしょう。
電子工作を初めたての頃に製作したため、色々と苦労した記憶があります。
 
使用部品
・可変抵抗(ボリューム) 10kΩ(103)
電解コンデンサ 100uF(耐圧は12V以上)
コンデンサ 0.1uF(104)
・抵抗 1kΩ(茶黒赤金)
・ポリスイッチ 1Aで遮断するもの
・トグルスイッチ 2回路3接点(ON-OFF-ON)
・ACアダプター 12V1A
・パネル取付用コネクタ(ACアダプタに合うもの)
・ボリューム用つまみ
・ケース
 
絶盤で入手困難な2SD560を使っている記事が多く、互換品を調べたところ、2SD1828が使えるとのこと。
また私は省スペース化のため使用しませんでしたが、トランジスタは長時間の使用で熱くなるので放熱板が必要です。
 
回路図

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原理としてはトランジスタについて知っていればどうということはない、単純なものです。
可変抵抗の両端(1,3)の接続は回路図と逆でも問題ありません。商品ページを見るとAカーブやB特性などと書かれていますが、これは回す方向が逆なだけです。左右どちらに回せば抵抗が増減するのか、実際に配線して違ったら逆にすれば良いでしょう。
スイッチ部分の配線は図のようにすることで、車両の進行方向を切り替えることができます。真ん中にすると電気が流れません。
 
完成品

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今見ると中はお恥ずかしい仕上がり。基板の固定に手こずりましたが、スイッチとボリュームが付くパネル側に一緒に付けてしまえば楽です。基板の上下表裏は気にせず固定しやすい方向にしましょう。レールへの出力は青白線、複線化した際に増設する用の出力は黒線です。
 
費用は1000円程度しかかかっていません。自作出来れば市販のものを買うよりお得です。自作ゆえ、レールと繋ぐ配線やコネクタは市販のものを加工するか、独自の方式を採用することになります。
 
参考ページ

- legaの記録 -

 

では!